今晩は。激しい眩暈と格闘中のらいる＆來羅姉妹です（苦笑）。
お医者様に眩暈シスターズと言われましたよ（笑）。
お薬ドカンと1ヵ月分…げそッ…。

本日の更新は漫画に１点（らいる）です。
前にUPしたものの続き。

せめて一週間に1回は更新したいものですﾖ。
がむばります。

続きは前回のコネタの続き。
例によって不思議カプなので嫌いな方は見ないでね。
いちいち説明書くのもめんどいので、詳細は前回記事を見てください。

今回は反転してないですﾖ！携帯からだと見れない方がいらっしゃいましたので、
反転ナシでそのままです。


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②ノワールとシャンタオ
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「はあ…」
「どうしたの？」
「あ…ノワール」
「シャンタオは最近溜息が多いね」
「そうかな？」
「うん。悩みごと？」
「…まあ、悩みと言えば悩みかな」
「大丈夫？」
「大丈夫だよ。ただ…ね、超えられない壁ってあるもんなんだって――」
「壁？」
「そう。壁。大きいんだ。とてもじゃないけど今の段階じゃあ乗り越えられない」
「――ああ、そういうこと」
「ん？」
「確かに超えるのは大変そう」
「え？」
「とても大きな存在だから」
「え、と…？ノワール？？」
「ナイヴスは、並大抵のことじゃ追い越せないね」
「――ッ！！」
「頑張って、シャンタオ」
「ちょッ、なッ！？な、何言って――」
「大丈夫。きっとシャンタオなら――ナイヴスと同じくらいレインの大切な人になれるよ」
「―――――ッ！！？？！？！？」
「だからあんまりレインの事苛めちゃ駄目だよ？」
「～～～～～～ッ！！！」
「あれ？どうしたの？顔色が悪い…」
「～～ッ、ちょッ、え！？な…ッ」
「シャンタオ？」
「ノ、ノワールねーちゃんッ、なッ、何で…ッ！！？」
「あ、久しぶりに『ねーちゃん』って言ってくれた」
「いやッ、そうじゃなくてッ！！」
「ん？」
「なッ、なんで、――って言うかッ、いつから…ッ！？」
「え？シャンタオがレインのこと、特別に想ってるってこと？」
「…ッ！！」
「ふふ、シャンタオがそんなにうろたえてるのを見るの初めてかも。
――そうだね、シャンタオが自分のことを『僕』じゃなくて『俺』って言い始めたあたりから――かな？」
「～～～～～～～ッ！！！」
「正解？」
「…………はぁ…」
「ふふ」
「……敵わないなぁ、ノワールねーちゃんには」
「クリムソンは最近知ったみたい」
「先生まで知ってるのッ！！？」
「それだけシャンタオを大切に思ってるってことだよ」
「あ～～もう、ナニソレ…みっともない…」
「みっともない？」
「バレバレだったってことだろ？あ～恥ずかしい。誰にも言わないでいたのに」
「レインを好きなことが恥ずかしいことなの？」
「違う。そうじゃなくてメンタル的な面」
「？」
「わからなくていいよ。――って、まさかレインも…ッ！？」
「あ、それは大丈夫。全然気付いてないみたい」
「……良かった」
「いいの？」
「いい。だってまだ足元にも及んでないのに。せめて同等になってからじゃないと格好悪すぎ」
「そうかな？」
「今はその時じゃない。今伝えたところで冗談ですまされてオシマイ」
「レインは一生懸命な想いには真剣に答えてくれると思うよ？」
「だから余計に駄目なんだよ。レインは情に弱いからね」
「流されると？」
「その可能性もあるけど、それよりも俺の前から姿を消す可能性も高い」
「…それは…うん、」
「だから駄目。レインと同等にならないと傍にいることさえできなくなる」
「シャンタオ…」
「まあ今は思い切り油断して、気を許してくれてるからそれに甘えてる」
「それで意地悪するの？」
「意地悪なんて人聞きが悪い。愛情表現だよ」
「ほどほどにね」
「大丈夫だよ。レインが本気で嫌がってるなら、此処には来ないからね」
「うん」
「今はまだ弟みたいに思われてるのでいいよ。絶対に追いつくから。そしてナイヴスにーちゃんを超える」
「…うん」
「……ナイヴスにーちゃんを忘れろって言ってるんじゃないんだ」
「うん、わかってる」
「レインの中に、俺の入る空間が欲しいんだ」
「うん」
「『弟』じゃなくて『男』として」
「大変だよ」
「簡単に入り込めるようだったら、とっくに他の人が入り込んでるさ」
「…そうだね」
「それだけナイヴスにーちゃんの存在が大きいってこと」
「…うん」
「――俺達にとってもね」
「うん――」

「…ありがと、ねーちゃん」
「ん」
「頑張るから、見てて。応援とかはいいから」
「ん」
「ナイヴスにーちゃんをいつまでも大切に思ってる――そんなレインが好きなんだ」
「うん」
「いつか超えてみせるよ――」


＋＋＋＋＋＋＋＋

男の子はある日突然『僕』から『俺』に変わりますよね。
結構ショックだったり（笑）。
バッドエンドの方は精神子供のまま大人に成長してたから『僕』だったんですよ…ね？
そのまま僕でも良かったんですが、高い目標を乗り越えようとしてたりするから、
あえて男らしく『俺』に変えちゃいました。
あと、いつまでも『ねーちゃん』とは言わないと思うから、ねーちゃんも外してみました。
なんでもござれなコネタだわ(^◇^;)